Arduinoの開発環境を整えました
はじめに
バイト先でマイコン絡みのことをしているということで今回はAccessory Development Kit 2012(ADK)の開発環境をつくりましたのでそれについて書いていきたいと思います。
そもそもADKとはなにか
ADKとはAOAの開発キットで、AOAの開発に必要なハードウェア、ソフトウェア一式を提供しているものです。AOAとはAndroid Open Accessoryの略で、Android向けの周辺機器を誰でも自由に開発できる仕組みのことです。
2012年6月に開催されたGoogle I/O 2012で最新バージョンのADKが発表されました。今回はそのADK2012の開発環境を整えました。
ADK2012は下のようなちょっといけてる箱です。開くと下側の写真のようになっています。
ADKソースのダウンロード
ADK2012のハードウェアとソフトウェアのサンプルソースやら設定ファイルをAndroid source repositoryからダウンロードします。
1、curl、git、pythonがインストールされていることを確認
$> sudo apt-get install git
$> sudo apt-get install curl
$> sudo apt-get install python
2、terminalから下記のコマンドを入力してソースファイルをダウンロード
$> mkdir android-accessories
$> cd android-accessories
$> repo init -u https://android.googlesource.com/accessories/manifest
$> repo sync
3、下記の三つの中から該当するものを選び、ADK2012 IDEをインストール
4、適当なところに展開し、実行すると以下のようなウィンドウが開きます。
5、 <adk-source-download>/adk2012/board/library/ADK2ディレクトリとその中身を
sketchbook/libraries/ディレクトリにコピーします。
6、開いているADK2012 IDEを再起動します。
7、file->Example->ADK2->を選択すると三つのサンプルファイルが存在します。今回はclockをつかってみました。
- clock
- BluetoothScan
- usbaccessory
8、toolからBoardをGoogleADK2を選択します。
9、問題はSerial Portなのですが、自分はOSがubuntuなのでコマンドラインからいじりました。
$> ls /dev/
上記のコマンドを実行するとADK2012 のポートがttyUSB0だということがわかりました。このポートをつながるようにchmodコマンドで設定します。
$> sudo chmod a+rw /dev/ttyUSB0
10、File->uploadを実行するとADK2012にプログラムが書き込まれてclockが無事に表示されました。
参考ページ
http://developer.android.com/tools/adk/adk2.html#src-download