確定申告 | 医療費控除の作成手順

毎年毎年、確定申告の医療費控除で苦労しているのでここに備忘録としてのこしておきます。

医療費控除とは

昨年1月1日〜12月31日までに病院などの医療に支払った金額が10万円を超える分を控除されるものです。詳しくはこちらを参照してください。

提出する期間

普通の確定申告は2月の中旬から同年の3月の中旬までなのですが、医療費控除のみでの確定申告のいつでもいいみたいです。これも詳しくはこちらを参照してください。

提出する書類

確定申告の際に必要な書類は以下の通りです。

  • 確定申告書A
  • 医療費の明細書
  • 確定申告添付書類台紙
  • 病院などで支払った際にもらえるレシート
  • 源泉徴収

確定申告書Aと医療費の明細書は以下からダウンロードできます。

確定申告書A・添付書類台紙

http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/02.htm

医療費の明細書

http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki02/pdf/003.pdf

書類の書き方

医療費の明細書

レシートを整理して医療費の合計を計算しましょう。ちなみに、この医療費控除では人間ドックは対象になりません。くわしくはこちら

  1. 昨年の1月1日〜12月31日までのレシートを整理する。
    医療費の明細書に「医療を受けた人」という欄があるため、医療を受けた人ごとに、かかった病院別、薬局別に領収書をひとまとめにします。それぞれクリップやホッチキスでまとめておくと楽である。
  2. 先ほど整理したレシートをもとに医療費の明細書に記述します。
  3. 記述が終了したら、「支払った医療費」の合計(A)と補填された金額の合計(B)を算出します。
  4. 医療費の明細書の【控除額の計算】をもとに記述します。

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確定申告申告書Aの書き方

第一表

源泉徴収書の情報を確定申告書Aに書き写します。

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アーA

⑤ーB

⑯ーC

⑱ー医療費明細書のG

⑳ー合計

㉑ー⑤ - ⑳

<㉒の税額の求め方>

㉑の金額を所得税の速算表に当てはめます。

 

税額 = ㉑ × 税率 - 控除額

例)「課税される所得金額」が500万の場合

税額 = 500万 × 0.2 - 42万7500 = 54万2500円

 

 

残りの32,34~36は申告書に従って記述していきます。

最後に

36の金額と源泉徴収のDの額を引きます。

この差分の金額が帰ってくるお金になります。

第二表

下の図のように源泉徴収書の金額と医療費明細書の金額を書き写します。 

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確定申告添付書類台紙

源泉徴収書を台紙にのり付けします。

提出方法

これで必要な書類は全てそろいました。提出方法はいろいろあるのですが、今回は直接税務署に持って行くときに気をつけるべきことを紹介します。

  1. 提出する税務署は住民票がある市の税務署へ!!
  2. 書類は封筒に入れて行かなくても大丈夫!!
    今回書いた4枚の書類はわざわざ封筒に入れる必要はありません。ただ、レシートはばらけてしまうのでまとめて提出すると税務署的にはうれしいそうです。
  3. 記述に心配なことがあっても税務署で相談にのってくれる!!

参考文献

医療費控除の申告方法と明細書の書き方

医療費控除できるもの、できないもの

すぐわかる確定申告の医療控除のやり方