StartupWeekend Tokyoに初参戦してきた話
11月22〜24日の3日間でStartupWeekend Tokyoに参加してきました。
StartupWeekend Tokyoとは
週末54時間でビジネスを実現させる企業支援イベントです。参加資格は、「世界をより良くかえていくために行動できること」と、あとは年齢、性別、国籍、職種など関係ありません。くわしくはこちら
今回は六本木の森タワー27階Googleさんのオフィスを使って行いました。夜景はきれいだし、六本木だしでなんか最高の気分でしたw
あと、NHKの取材が入っていて、三日間ずーっとカメラを回していました。私のところにもひっついて取材してきたのでもしかしたらテレビでるかもw
では、具体的に何をするのか
今回のStartupWeekend Tokyo(以下SWT)では大きく以下のようなアジェンダでプログラムを進めていきました。
- 自分のアイディアをピッチ
- 全員で投票を行い、チーム分けをする
- チームに分かれてMVPを作成する
- 最終日にチームごとに発表して一位を決める
勘違いしてほしくないのは、SWTはビジネス・コンテスト、ハッカソンではないということです。チームで考案したプロジェクトが本当に世の中のニーズに合っていて実際にどうだったかを確かめて、起業の一歩を踏み出すことができるのがStartupWeekendです。
どうやって参加したのか
SWTはすごい人気のイベントで100人という枠に170人くらいの応募があるような超人気イベントです。
私は高専ベンチャーという高専生を応援してくれる団体が行っている特別な枠で参加することになりました。詳しい情報はこちら。
宿泊施設も提供してくれるとのことで、ほかの高専生2人とシェアハウスで文字通り24時間一緒に作業に集中できる環境作りまでしてくれました。
自分たちは何をつくったのか
自分たちは「Cloud Clothes」というサービスを考案しました。
サービスの紹介ページはこちらにありますが、一言で説明すると
服を一週間分レンタルして、1週間後に洗濯もしないで返せる
というサービスを考えました。
このサービスでは一人暮らしの私服で仕事にいけるような男性をターゲットにしています。そういった一人暮らしの人から毎日の服選び・洗濯を代行してあげようというサービスです。
下の写真はチームのメンバー+メンターと「Cloud Clothes」のロゴです。
3日間を振り返って
1日目 チーム作りとブレスト
残念ながら、自分がピッチした意見は採用されることはなかったため、どこかのチームに入る予定だったのですが、おもしろそうだなと思ったチームには既に8人も人がいたので、一緒にこのイベントに参加した高専生二人と私たち3人をこのイベントに招待してくれた高専ベンチャーの代表の人とチームを作ることになりました。
4人ともアイディアがパッとしなかったため、シェアハウスで徹夜でブレストしました。みなさんブレスト初心者だったため、ながながとだらだらとアイディア出しに時間を使ってしまいました。。。
上手にブレストできるようなスキルを備えた人になりたいですね。。。
2日目 アイディア決定と作り込み
徹夜でブレストした結果、おもしろそうなアイディア4つ出来上がりました。午前中にはその4つの中で一番どれが欲しいかというのを街頭アンケートなどを経て決定しました。
当初私たちは「イルミネーション」をつかったサービスを作る気でいたのですが、
その日の14時からコーチにアドバイスをもらったところ「はぁ?なにそれくそじゃん」的なことをいわれてしまい、
チームは前日寝てないということもあって意気消沈しきってしまいました。
そこでメンターさんに相談しにいっていろいろあーだこーだしてるうちに4つのアイディアに入ってた服のレンタルサービスについてもっと考えてみようということで決定しました。
あとは、どういう構成にしていくのか、本当にニーズがあるのかという確かめ、どういったビジネスプランにするかなどを考え込みました。
また、疲れていたせいもあったと思うのですが、パソコンを落としてしまい下の写真のように壊れてしまったという大事件もおこってしまいました。
3日目 最終発表に向けて
2人ずつに分かれて、一方は発表資料作成、もう一つは街頭調査を行いました。
街頭調査班はアーリーアダプターを見つけたいという思いもあり、新宿と渋谷のコアーキングスペースに行き、聞き込み調査を行いました。
午後からはその結果を発表資料を手なおしする予定だったのですが、いろいろな問題から発表資料ができあがっておらず、発表15分前にできあがったという超ギリギリでした。
振り返ってみて
私は夏休みに大江戸ハッカソンというイベントに参加してきました。
https://www.goodfind.jp/engineer/special/oedo-hackathon
このイベントは学生によるハッカソンイベントなのですが、このときweb言語を何もしらないまま参加してしまったため、後悔ばかり残ってしまう結果となってしまいました。
今回のイベントではrailsなどいろいろな言語をある程度触れるようにしていったりプロジェクトの進め方とかについて勉強していったため、その時の反省をいかせたかなとおもいました。
プロジェクトについても、なかなかおもしろいものができたなと自負もしてますし、これならいけるぞというよくわからない自信もあります。
ただ、悔しかったのが今回一番の敗因といっても過言ではないせっかく高専生3人が集まったのに発表までに見せれる状態のものが出来上がったということです。技術力を十分にみせることができなかったことはすごく悔しかったです。
懇談会
SWTにはハッカーだけでなくコンサルタントの人やマネージャーの方々などハッカーでない人たちがたくさん参加していました。
当初ハッカーがメインのイベントだと思っていたのですが、どちらかというとハスラーの方がたくさん参加していました。
そのため、普段の生活では接することのない人たちと接することで全然違う世界や価値観の違いなど本当にたくさんの刺激をうけることができました。
総じて
結果として賞を受賞することはできませんでしたけど、ここでしか味わえない体験や仲間をつくることができてとても楽しく、とても充実した三日間を過ごすことができました。
今まで私は技術は技術、ビジネスはビジネスといった具合に独立の存在としてとらえがちでしたけど、SWTを経てその両者に密接な関係があることを身を持ってしることができました。
どんなに技術的にすばらしいサービスであってもビジネスプランがしっかりしていなければなんにもならないし、
ビジネスプランがすばらしくても”もの”がなければ何にも評価されない。
ということを身をもって知りました。
SWTを経て自分に足りないなと思ったことを下に書き綴っていきます。
- ブレストなどのファシリテーションスキル(?)
- 社会人として未熟
- チームワーク
- 技術力
- ビジネスの知識
- 英語力
とかとか、ほかにもいろいろあります。
まだまだ勉強しなければならないことはたくさんあって今のところ何をとっても中途半端な状態であることを再認識することとなりました。
しかし、SWTに参加しなければ、そういったことにすらきづけませんでした。
謝辞
自分たちのサービスにいろいろアドバイスをくれたメンターの方々
食料やドリンクといった雑務の準備をしてくれたスタッフの方々
場所を提供してくれたGoogleさん
シェアハウスのみなさん、その他関係者
自分をすばらしいイベントに招待してくれて本当にありがとうございました。